

2012年度理事長所信
看脚下
昨年3月、未曾有の被害をもたらした東日本大震災が発生し、日を追うごとに明らかになっていく惨状に、言葉では言い尽くせない悲しみに襲われました。しかし、そのような現状の中、前を向いて立ち上がろうとされている被災地の皆様の姿勢に心より感動を覚え、また、何か自分にできることはないかと被災地に向かうボランティアの皆様の姿勢にも心を動かされました。さらに行きたくても現地に行けない方の祈ることしかできない行為にも涙が溢れました。私たち日本人の心の中には「他を思いやる」という精神を根本に内包しており、また私たちの目指す活動の原点も他人に寄り添い、そしてその背中を少し前へ押すことではないかと考えます。
私たち(社)福知山青年会議所は「明るい豊かな社会」の創造に向け、48年の長きに亘り、常に地域に寄り添い全力で青年会議所活動に取り組んでまいりました。創立から半世紀を迎えようとしている今、この積み上げてきた経験と実績を会員各々が胸に刻み直し、もう一度立ち位置を見定め足を地につけ、私たちの信条を再確認し、そして前をしっかり向いて歩み進めなければなりません。「看脚下」目指すべきものは遠くにあるのではなく、すぐ目の前にあるのです。
心の教育
近年、青少年を取り巻く状態は、地域の過疎化や核家族化により地域で子どもを育てる環境や、祖父母との交わりによる心の情操教育の機会が不十分な状況になっていると言わざるを得ません。またインターネットや携帯電話の普及により、その世界の中で自分を発信できても、面と向かってのコミュニケーションに対しては苦手意識を持つ青少年が増えてきております。私たちはこの状況を憂慮し、青少年の心の健全育成を担う一助としてこの問題に取り組んでまいります。「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」と基本的な挨拶は当然ながら、目の前に困っている人がいれば手を差し伸べることができる、また悩んでいる人がいれば寄り添うことができる、そして自分が生かされていることに感謝できる、そのような道徳心を養う青少年育成に私たちは取り組んでまいります。今自分がここに立っていられることに「ありがとう」と言えるように。
私たちの選択
本年度は任期満了に伴い、福知山市長選挙が実施される年です。私たち(社)福知山青年会議所は4年前にも福知山市長選挙に伴いマニフェスト型公開討論会を実施いたしました。また昨年度は福知山市長マニフェスト検証大会を主催し、私たち市民の目線からマニフェストの進捗状況について検証を行い、より良い市政に導くための一助になったと自負しております。本年度も私たちはマニフェスト型公開討論会を実施し、政策本位の政治を市民の皆様に選択して頂ける機会を設けるとともに、その中で私たちが本当に必要とするマニフェストの実現に向け、行政だけに任せるのではなく、市民の皆様と共に積極的に市政へ参画し、「明るい豊かな社会」の創造に向け歩む機会にしたいと考えます。
JCを楽しもう
JCを楽しんでいますか。まず私たち会員がJCを楽しまなければ、誰も活動に賛同し、入会して頂けるはずはありません。私たち会員が日頃のJC活動に真剣に取り組み活動する中で、仲間との絆を深め、心よりJCを楽しみ、この団体に誇りを持たなければ、会員の拡大は絵空事です。昨今、どのような団体においても会員の減少が問題となっており、また704ある青年会議所もそれぞれ例外ではありません。このような状況の中において、会員それぞれが自己の研鑽に努め、光り輝く魅力を兼ね備え、積極的にまちに飛び出し私たちの活動を広報し、また人に出会うときは必ず一言JCの話をして頂くことにより、会員拡大への道は必ず拓けてくると確信いたします。まずは私たちが青年会議所会員であることに自信と誇りを持ち、歩みを共にできる仲間づくりを常に意識して活動することが私たちメンバーの最大の使命だと考えます。
結びに
私たちの活動は、すぐ実を結ぶ即効性のあるものではないかも知れません。しかし、日々の活動の積み重ねは大きく実を結ぶ日が必ず来るのです。会員それぞれが真剣に地域に向き合い、そして寄り添いながらも自身が先頭に立って歩む姿勢こそ、私たち青年会議所のあるべき姿であると考えます。足下がおぼつかない状況では前へと進めません。今必要とされている現状をしっかりと把握し、その問題を遠回りに解決していくのではなく、壁があろうともまっすぐ前へと突き進む、そんな気概を持って私たちは青年会議所活動に邁進してまいります。すべてはより良い地域社会、「明るい豊かな社会」への一歩のために、市民の皆様と共に、しっかりと顔を上げて前へ。
基 本 運 営 方 針